トップマネジメント対談

不動産業と弁護士業から見る離婚問題と債務整理

 1987年の創業以来、独自のサービスと事業展開で沖縄県不動産業界の先端を行く有限会社ビッグ開発。変動の激しい業界の中で革新的なサービスを常に打ち出し続け、沖縄県不動産業界に確固たる地位を築き上げてきた有限会社ビッグ開発代表取締役 豊見山義得氏。今回は離婚問題と債務整理という観点から不動産業界と弁護士業界の時流を追った。

照屋
「今日はお忙しい中、このような対談を引き受けてくださり、本当にありがとうございます。」
豊見山
「こちらこそ、今日は照屋先生とどんな話ができるか楽しみにしておりました。よろしくお願いします。」
照屋
「まず、これを端から見ると、不動産業と弁護士?と思われるかもしれませんが、意外と関わりが深いと思いますが、いかがですか?」
豊見山
 「そうですね。確かに色々な場面で相互が一緒になって仕事を遂行するというのは案外多いような気がします。」

”対談は和やかな雰囲気で始まりました。”

照屋
「ビッグ開発さんというとユニークなCMでおなじみですが、不動産の賃貸借、不動産売買、さらに賃貸管理に至るまで不動産業に関する事業を総合的にやっていらっしゃるようですね。
   ちなみにビッグ開発さんにいらっしゃるお客様というのはどのような方ですか?」
豊見山
「はい。この時期で言いますと、3月と4月は家移り時期ですのでやはり、学生さんだったりとか、転勤で県外からこちらへ来られたりとかで物件を探されるお客様が多いですね。また6月を超えてまいりますと、新婚で新たな生活をスタートされる方が来店することが多くなってきます。
 年間を通して見てみると不動産を借りる・買うお客様だけではなくて、不動産を売却したいお客様も結構あります。不動産を売るケースで意外と多いのが離婚です。夫婦どちらかが家を移る際に、新たに住居を探していたり、離婚してこれまで住んでいた家を売却するなどの相談や依頼もあります。離婚で言えば照屋先生は離婚問題についても専門的にやってらっしゃるようですが?」
照屋
「そうですね。当事務所は離婚問題に関しては力を入れて取りくんでいるところです。
 離婚と一口に言ってもそこに踏み切るまでには夫婦共に相当の負担を強いられたり、じゃあ実際に離婚に踏み切ってもお子様がいらっしゃる場合には親権の問題や、どちらかが借金を抱えていてその整理など、色々やらなければいけないことが多いんですね。
 たとえば、親権問題の相談を受けた場合、それだけに焦点を絞って法的解決方法を説明する、それでオシマイという方法はウチではとっていません。
 その家族が歩んできた歴史にまで踏み込んでお話をお聞きします。そうしたうえで、解決方法を考えるのでなければ、相談者に本当の安らぎは訪れません。ウチでは、相談者に心の平和をもたらすためにはどうすればよいのかを考え、依頼者にとってより良いやり方を積極的にご提案しています。
 その際、強みになるのが独自のネットワークで、信頼と実績のある他士業の事務所を紹介できることです。
 相談者の幸せのためにトータルで問題解決を図るという方針で、離婚問題に対処しています。
 先ほど、豊見山社長から離婚して転居する際に物件を探しているお客様、あるいは離婚して今持っている不動産を売買するお客様は年間通していらっしゃるというお話がありましたが、そういうお客様に対してはどのようなサービスを提供していらっしゃるのでしょうか?」

話題は「不動産売却と離婚について」

豊見山
「はい。当社では、そういった事情を抱えていらっしゃるお客様に対しては、まず最初に収入に応じて無理なく家賃をお支払していただける物件を紹介します。その上で入居される方の人数でしたりとか、小さいお子様がいらっしゃれば使い勝手のよい間取りや、住環境をこちらで選定してご紹介しています。
 その他にもお客様のご要望に瞬時にお答えできるようなサービス、管理体制を行っています。それと夫婦が別々となるので、今お持ちの不動産を売却する事もありますが、不動産の買い取りに関しては、当社は直ちに、さらに無料で査定をさせていただいて、お急ぎの際は現金で買い取ることも可能です。
 どうしても、離婚という問題になると直ちに現金化したいというご要望も出てくると思うので、そういった際に当社は、お客様のご要望に応えられる会社となっていると思います。
 さらに不動産の清掃、草刈り、売却広告まですべて当社が無料で行っていて、アフターサービスの面でもご安心していただけるかと思います。」
照屋
「え、?清掃と草刈りだけでも相当なサービスなのに広告も打ってくれるんですか? これは、ビックリ開発(CM)ですねー」笑
豊見山
照屋
「離婚には不動産の処分が絡むことが多いのですが、これまで、ビッグ開発につないで適切に対応していただいており、依頼者からも大変喜ばれています。ところで、現金での買い取りも可能という事でしたが、当事務所が扱っている案件に債務整理もあるのですが、こういった案件の際にすぐに資産を売却して現金化できるというのは依頼者や利害関係者にとっても凄く助かりますね。」
豊見山
「ええ。中にはそういった特別な事情を抱えていらっしゃるお客様もいますが、私ども不動産業では、そこまではなかなかわからない、踏み込めないところもあります。売却手続きが完了したら私どもが直接関わる仕事はほぼ終了ということになりますので、それで本当にそのお客様の生活全般について解決されているのかどうかは、正直分かりませんし、気になるところではあります。」

債務整理でも不動産の処分が必要になるケースもあるという話題に。

照屋
「そうですね。借金を抱えて債務整理をするという場合でも、やはりその人、その家族の営みというのがあり、それぞれ特有の問題点があるのです。ウチでは、そこまで深く関わり合いをもちながら、解決を目指していくので、お医者さんで言えば、ホームドクターのような役割を果たしてくれると思っていただければ、と思います。」
豊見山
「身近なホームロイヤーというわけですね。話にもどりますが最近は離婚についても昔とだいぶ様相が変わってきているようですが?」
照屋
  「最近では夫婦双方が納得してお互いの幸せの為に前向きに離婚をするというケースも増えてきているというのは確かにあります。
 ただ、それでも確実に双方にとって負担は強いられますので、そういった離婚の悩みをお持ちの方は是非一度当事務所まで相談にお越しいただければと思っています。1人で悩まずに誰かに話を聞いてもらうだけでも人間って案外心が晴れる場合もありますし、もし仮に相手方から精神的、肉体的苦痛を受けている場合は、直ちに法律の楯をもって守りたいというのが私の考えです。」
豊見山
「まず1人で悩まずに専門家へ相談というのは、弁護士業においても不動産業においても、私たちが、最初にお客様へ発信していきたいメッセージですね」
照屋
「そういうことですね。豊見山社長、今日はこのようなお話を伺えて私もとても勉強になりました。ありがとうございました。」
豊見山
「こちらこそ、貴重なお話ありがとうございました。」

不動産処分が絡む法律問題を抱えていらっしゃる皆様に何ができるのかについて、有意義な意見交換ができました。

【対談者】

豊見山義得氏(有限会社ビッグ開発 代表取締役)

照屋俊幸弁護士(弁護士法人テルト法律事務所代表)

相談料・着手料無料 098-963-9374