遺産分割の方法は?

このページでは、遺産分割の注意点についてご説明しております。 「相続人同士の合意が得られない場合、どうしたらよいのだろう・・・」
「話の食い違いで、相続手続きを進めたいのに進まない・・・」

 遺産の分配の仕方については、相続人間で意見が一致しないケースもあります。そのような場合に、弁護士に相手方との交渉を依頼したり、家庭裁判所に遺産分割の調停を申し立てる方法があります。

 家庭裁判所における遺産分割調停によって話し合いがまとまらない場合は、審判という形で最終的な解決が図られます。

 遺産分割を検討する前に事前調査することがいくつかあります。遺言書や死因贈与契約書がないか、相続人が誰であるのか、遺産には何があるのか、がそれです。相続人が誰であるかは自明のように思えますが、相続人の方にはご存知のない認知をした子どもがいるかもしれません。

 遺産については調査に苦労が伴います。遺産の範囲の調査には、相続人全員が協力して当たることが大事です。この段階で不協和音が出ると後々の遺産分割がスムーズに運びません。遺産が特定の相続人名義になっているケースもあります。

 この場合、その財産が遺産の範囲に含まれることの確認を求める訴訟を起こす場合があります。その場合は、当事者として共同相続人全員が関与する必要があります。

 他方、特定の相続人からそれが固有の財産である(遺産には入らない)ことの確認を求める訴えが提起されることもあります。この場合、争っていない相続人も被告にすると感情的にこじれてしまい、話し合いが円滑にいかない可能性もありますので、慎重な判断が必要です。

 遺産分割でお悩みの方、当法律事務所にぜひご相談ください!

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